GOOGLEFINANCEか通貨アドオンか:数式で十分なのはどんなとき?

8appsチーム·

Google Workspaceで通貨を換算する3つの方法 – 無料の数式、自作のスクリプト、アドオン – と、どの仕事にどれが合うかを正直にまとめた判断表。

最初に正直に:数式で足りることも多い

必要なのがスプレッドシートのセルに入る最新レートだけなら、ここで読むのをやめて =GOOGLEFINANCE("CURRENCY:USDEUR") と入力してください。無料、即座、インストール不要です。このページは、それが通用しなくなる仕事のためにあり、その境界線がどこにあるかを具体的に示します。

ルート1 – GOOGLEFINANCE:無料で有能、ただし限界あり

得意なこと:最新レート(Googleのヘルプページによれば*「最大20分遅延」*)、INDEX(...) で取り出す過去の特定日のレート。すべてシートの中で、設定はゼロです。

実際の判断材料になるのは、文書化された限界のほうです。使えるのはGoogle スプレッドシートの中だけです – Google ドキュメント、Gmail、Google スライド、Google カレンダーには数式エンジンがないため、そこまではついて来られません。過去データは*「Sheets API や Apps Script でダウンロードしたりアクセスしたりすることはできません」* – どんな自動化からも読み取れないということです。Googleは*「表示される為替レートの正確性を保証できません」*とし、影響を受けうる取引の前には最新レートを確認するよう求めています。そして、すべての土台である CURRENCY: 構文は、Google自身のドキュメントに載っていません – 動いてはいるものの、約束はされていないのです。トラブルシューティングガイドに、文書化された失敗パターンをすべてまとめています。

ルート2 – 自作スクリプト:自由度と引き換えのコスト

Apps Scriptから本物のレートAPI(ECBの無料の日次参照レート配信や、商用のプロバイダ)を呼び出せば、GOOGLEFINANCEが拒むものが手に入ります。自動化できるレート、自分で選べる提供元、自分で決める更新スケジュール。代償は構築と手入れです。APIキー、「30秒以内に値を返す必要がある」カスタム関数(間に合わなければセルに #ERROR! が表示されます)、1日あたりのURL Fetchの割り当て(一般ユーザーのアカウントで1日20,000回、Google Workspaceで100,000回)、そして終わりのない保守。レートをシステムに渡すなら適切、人に渡すなら過剰です。

ルート3 – アドオン:セルの外にある仕事のために

アドオンを選ぶ理由は、主に換算がどこで必要になり、誰が行うかにあります。Google ドキュメントで書いている見積書、Gmailで確認している請求書、「それってユーロでいくら?」に答えるのに数式の構文を覚える必要などないはずの同僚。仕事がすでにあるアプリをまたいで、その場で換算するサイドバーは、数式とは別の道具です – よりよい数式ではありません。

判断表

仕事使うもの
シートのセルに最新レートGOOGLEFINANCE
請求書の列に特定日のレートGOOGLEFINANCE、その後に値として貼り付け
スクリプトやパイプラインにレートを渡す自作スクリプト + レートAPI(ここではGOOGLEFINANCEはブロックされます)
Google ドキュメント、メール、スライドを書きながら換算アドオン – そこには数式エンジンがありません
同僚がその場で換算、構文は不要アドオン
監査レベル・取引レベルのレートどれも不適 – Googleは取引前にレートを確認するよう述べています。中央銀行などの公式な提供元を使ってください

Currency Converterの位置づけ

Currency Converterはルート3です。Gmail、Google ドキュメント、Google カレンダー、Google スライド、Google スプレッドシートの中で、180以上の通貨を最新レートで換算するサイドバーです。サイドバーでの換算は無制限・無料で、登録も不要。Premiumプランでは、2000年までさかのぼる過去レートを扱えるGoogle スプレッドシート用の関数が加わります。ですから、正直なアドバイスは変わりません。数式が使えるところでは数式を、数式がついて来られないところではサイドバーを。

出典