複数通貨の経費精算を、もめずに済ませる

8appsチーム·

リモートチームの領収書は5つの通貨で届き、精算は1つの通貨で支払われます。もめごとを防ぐレート日付のルールと、それを実装するシート。

もめるのは、領収書のことではない

5か国に散らばるチームからは、5つの通貨の領収書が届きます。気まずい話し合いになるのは、そのタクシーに本当に乗ったかどうかではありません – どの為替レートで支払い通貨に換算するか、です。換算のタイミングを誤れば誰かが知らないうちに数パーセント損をし、各自の判断に任せれば、毎回の精算がちょっとした交渉になります。解決策はルールです。一度だけ決めて、全員が見える場所に書いておくこと。

説明のつく3つのレート日付

  • 取引日 – お金を使った日のレート。立て替えた人に最も公平で、領収書とも一致し、多くの経理チームが標準にしている慣行です。代償は、明細1行ごとにレートを調べる手間。
  • 申請日 – 精算全体に1つのレート。運用は最も簡単ですが、申請が遅れると実態からずれていきます。
  • カード明細のレート – 本人の銀行が実際に請求したレートを、明細から読み取る方法。実際のコストに最も正確ですが、規模が大きくなると検証できず、銀行ごとにも異なります。

3つのどれでも機能します。機能しないのは、選ばないことです。

そのまま使えるルールの文例:

外貨建ての経費は、[SOURCE] を用いて、取引日の為替レートで [BASE] にて精算します。領収書を添付してください。残りはシートが計算します。

[SOURCE] には、確認できるものを指定しましょう。ECBは毎日の参照レートを無料で公開しています(*「情報提供のみを目的として公表」*されている旨の注記付き)。あるいは、会計システムのレート表でも構いません。

それを実装するシート

複数通貨対応の請求書管理表と同じ骨組みです。日付、内容、金額、通貨コード、レート、基準通貨額。取引日のルールなら、Google スプレッドシートでレート列が自動で埋まります。

=INDEX(GOOGLEFINANCE("CURRENCY:"&D2&"SGD","price",A2),2,2)

– SGD をご自身の基準通貨に置き換え、精算が承認されたら列を固定(特殊貼り付け → 値のみ貼り付け)します。そうすれば、承認済みの精算が再計算されることはありません。Googleの常設の注意書きは当てはまりますが、精算の精度なら問題ありません。最新レートは*「最大20分遅延」し、Googleは「表示される為替レートの正確性を保証できません」*。数式のクセについては過去の為替レートのガイドで解説しています。

確認する人の作業は機械的になります。レート列は、その日付について、ルールで定めた提供元と一致しているか? 交渉の余地がないので、交渉も起きません。

同じ問題の、日常版

リモートチームでの通貨の疑問のほとんどは、精算書までたどり着きません – 会話の途中で生まれます。このカンファレンスのチケットは予算内か、業務委託先の日当はいくらになるか、このツールをその価格で経費にできるか。Currency Converterは、疑問が生まれたその場で答えます – Gmail、Google ドキュメント、Google カレンダー、Google スライド、Google スプレッドシートの中のサイドバーで、180以上の通貨の最新レートを。サイドバーなら無制限・無料で、登録も不要です。ルールに沿ったシートは精算のために残し、60秒で済む疑問はサイドバーが引き受けます。取引日のレート検索そのものについては、PremiumプランのGoogle スプレッドシート用関数が、GOOGLEFINANCEの代わりとして2000年までさかのぼる過去レートを提供します。

出典