Google スプレッドシートで作る、複数通貨対応の請求書管理表

8appsチーム·

請求は3つの通貨で、報告は1つの通貨で。列の構成、レート日付のルール、数式まで – 10分で作れる複数通貨対応の請求書管理表です。

問題は「通貨は3つ、合計は1つ」

クライアントにUSD、EUR、GBPで請求していると、ある質問が意外なほど答えにくくなります。今四半期の請求額はいくらだったか? 答えるには全行を1つの基準通貨にそろえる必要があり – つまり請求書ごとにレートが必要で、どの日のレートを使うかを決めなければなりません。たいていの管理表はこの判断を避け、少しずつずれていきます。この管理表では、それを1つの列にします。

列の構成

列項目メモ
A日付請求日、ISO形式
Bクライアント
C金額請求したとおりの金額
D通貨3文字のコード、例:EUR
Eレート基準通貨への換算レート – 下記のルールを参照
F基準通貨額=C2*E2
Gステータス送付済み / 入金済み / 期限超過

この管理表の知恵は、すべてD〜F列に詰まっています。元の金額は残り、レートは明示され、基準通貨での合計が計算できる。=SUM(F:F) と、クライアント別や月別のピボットがあれば、単純な一覧では答えられなかったことにすべて答えられます。

レート日付のルール(一度決めて、書いておく)

どちらかを選び、シートの見出しに書いておきます。

  • 請求日のレート – 各行がその行の日付のレートを使います。記帳で一般的な慣行で、四半期の合計に意味を持たせるのはこちらです。
  • 入金日のレート – 実際に着金した額と一致しますが、その代わりレートが確定するのは後になります。

請求日のレートなら、GOOGLEFINANCEでE列を埋められます。

=IF(D2="USD", 1, INDEX(GOOGLEFINANCE("CURRENCY:"&D2&"USD","price",A2),2,2))

(基準通貨がUSDの例です。ご自身の通貨コードに置き換えてください。INDEX で包んでいる理由は過去の為替レートのガイドで説明しています。)そしてレートを固定します。確認できたらE列をコピーし、特殊貼り付け → 値のみ貼り付けを実行します。お金に関する書類が、何か月も後に勝手に再計算されるべきではありません – Googleの最新レートは*「最大20分遅延」し、Googleは「表示される為替レートの正確性を保証できません」*。日付を添えて固定したレートこそ、根拠を説明できる形です。本格的な帳簿なら、会計士は公式の提供元を好むかもしれません – ECBは毎日の参照レートを無料で公開していますが、取引目的での使用を控えるよう独自の注意書きを添えています。

設計で排除すべき2つの失敗

  • 通貨が混ざった合計。 C列を SUM してはいけません。基準通貨の列は、誰もユーロとドルを足し合わせずに済むようにするためにあります。レポート用のビューではC列を非表示にすることも検討してください。
  • 後から埋めたレート。 遅れて追加された行で、3月の請求書に今日のレートを当ててしまうと、四半期の数字が静かに狂います。上の数式はレートをその行の日付から取得します – その仕組みは崩さず、値として貼り付けるのは確認の後だけにしてください。

同じ骨組みで、複数通貨の経費精算や、フリーランスの請求額と入金額を比べるシートも回せます。

Currency Converterの位置づけ

管理表を作るのはGoogle スプレッドシートの仕事です。一方、日々の運用は、たいてい思わぬ場所での小さな換算です – クライアントのメールを読みながらその金額を確かめる、Google ドキュメントで請求書の下書きをしながら数字を換算する。Currency Converterは、Gmail、Google ドキュメント、Google カレンダー、Google スライド、Google スプレッドシートの中のサイドバーでそれを片付けます – 180以上の通貨の最新レートで、サイドバーなら無制限・無料、登録も不要。管理表は記録に徹し、計算はサイドバーが担います。E列でGOOGLEFINANCEに頼りたくなければ、Premiumプランで、2000年までさかのぼる過去レートを扱えるGoogle スプレッドシート用の関数が加わります。

出典